現在のあなたの年齢と夫（妻）の年齢
夫 46歳
妻（私）36歳
出会いのきっかけ
私が英語の勉強のために国際交流サイトでメールフレンドを募集した広告に返事をくれたのが今の夫です。
彼は黒澤作品などの邦画ファンで、日本文化についても知りたいと思って返事をくれたそうです。
最初は本当に実際に会うとかいう予定はなくて、私からは日本の文化や毎日の生活の話、彼からはイギリスの文化やニュースなどを書いたメールを交換していました。
お互いにワードを使った英文の長文メールを1週間に2，3回交換していましたから、私には読むのも書くのも大変でした。
せっかくもらったメールの内容に返事もしなくてはいけないし、こちらからの話題も盛り込まなければいけないとものすごく勉強になりました。
メールを交換するようになって半年過ぎたころに、「そういえばお互いの顔も知らなかったね」ということで彼から写真が送られてきました。
でも私は容姿に自信のあるほうではありませんから、写真を送ることにはためらいがあったのです。
スカイプのアドレスも添えられていたので、お互いに時間を決めてスカイプを通して話をすることにしました。
一旦相手の顔を見てオンタイムで話をすると、不思議と違和感がなくてその年の暮れには彼が来日するということになりました。
プロポーズはどんな感じ？
私が彼の地元を訪問したときに、遊びにいった海沿いの町のパブで食事をした後、駐車場で「結婚してください」とプロポーズしてくれました。
指輪はサイズが予想できない（英国人女性に比べると指が細い）ということで、ブレスレットを準備してのプロポーズでした。
結婚した感想
毎日異文化交流みたいですが、とにかく楽しいです。
外国人男性は家事の協力もしてくれる人が多いイメージでしたが、実際はそういうことはありません。
相手の国籍が変わるだけで、日本人同士の違う地方出身同士の結婚カップルと何ら変わることはないと思います。
亭主関白はやっぱり亭主関白です。
でも「とにかく話す」ことがたくさんあって、お互いに相手の考えていることがわかるまで徹底的に話すのが普通になっています。
そのために平日の夜でも深夜まで話していることが多かったりします。
日本にいるときに常識・当たり前と思っていたことが実はイギリスでは全く反対だったりすることもあります。
だから「わかっているだろう」と思っていることもまったく相手が勘違いしていたり、私が勘違いしていたりすることもあるので常に確認することも必要です。
そういうことがメンドクサイとかできない、とか自分の常識にこだわりすぎる人には向かないと思います。
結婚してよかったこと
話しているときに「どうせわかってくれない」と思っても実はしっかりと考えてくれていることがあったりします。
初めての土地で友達もいなくてイライラしていたときに、買い物に行って帰ってくると部屋の内装をできる限り和風にしてくれていたことがありました。
私の家族の写真・自分の家族の写真も工夫して飾ってくれてありました。
私が嫌だけど「彼のものだから」とあえて言わなかった元カノからのプレゼントなども全部処分してありました。
夫婦間のコミュニケーションは英語で彼は日本語がほとんどできないために、もどかしい思いもたくさんしました。
でも私がこの国で自分と一緒にいることに疑問を感じないように彼も努力してくれているのだと思ってとても嬉しく幸せに感じたことのひとつです。
以降、外国暮らしが辛く感じるときに思い出しては大丈夫、頑張れると思う源になっていることでもあります。
結婚するときの注意点
イギリスは配偶者ビザの手続きが複雑で高額です。
結婚したからもうそれでOkということではありません。
二人が協力して書類作成や準備をしないと乗り切れるものではないと思います。
結婚後も一定の期間婚姻関係が継続していることを証明しないと永住ビザの手続きができなくなります。
現在は永住ビザを申請するまでに配偶者ビザの更新を2回する形になっていますが、更新のたびに高額のビザ申請料が発生します。
ビザ関係はしょっちゅう変更があるので、自分達が申請する時点の情報を常に確認しておくことが必要になります。
情報源の英国ホームオフィスのウェブは英語のみで日本語はありません。
イギリス人とお付き合いして将来は結婚、という流れになるなら普段から英語の勉強をしっかりとしておいてください。
会話だけではダメです。
読み書きも含めての勉強が必要です。
ビザ申請には語学力のテストも受験する必要がありますから、その意味でも役立ちます。
また、ビザ申請は高額ですしその後の更新にもお金がかかりますから、とにかくしっかりと貯金することもお勧めします。
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